金魚すくい掬 第5話
その勢いはとどまるところを知らず・・・ | |
3時間で地球を1周できるくらいであった。 | |
掬 | 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」 |
掬の額に汗が光る。 | |
掬 | 「待っていて・・・金ちゃん。」 |
やがて掬はシャーペンを金ちゃんに近付けた。 | |
すさまじいまでの熱気が金ちゃんごと凍った水を溶かしていく。 | |
金ちゃん | 「○o。..。o○」 |
掬 | 「よ、良かった。金ちゃ・・・ん・・・」 |
バタンッ! | |
たった7歳の掬には極寒の地でのシャーペン回しは酷だった。 | |
掬は嬉しそうに微笑むと、雪の中へと倒れて行った。 | |
金ちゃん | 「○o。..。o○(°°;))。。''((;°°)Y(>_<、)Y 」 |
黒い影が掬に忍び寄ろうとしていた。 | |
金ちゃん | 「('_' )( '_')(T^T) 」 |
掴 | 「よくやったな。掬。」 |
なんと、その影は師匠の掴であった。 | |
なんだ。いたのなら最初からボクをたすけてくれよ。などと金ちゃんが思っていたかどうかは謎である。 | |
未完! |